建設業の現状と低迷する利益率
バブル崩壊後、建設業を取り巻く環境は大きく変化しました。景気の悪化に伴い、不要不急の建設工事は計画されなくなり、「構造改革なくして景気回復なし」のかけ声の下に公共事業も削減されました。
94年までは全産業平均より高かった建設業の営業利益率も、その後、低下を続け、97年以降はマイナスになることが多く、現在では全産業の半分程度にまで落ち込んでいます。
建設投資の急激な減少は、従来、企業規模・工事対象・地域などですみ分けができていた建設業界を、一気に弱肉強食の生存競争へと変化させてしまいました。
仕事量を維持するために、元請けは安値で受注せざるを得ず、その結果、下請けに無理なコストダウンを強要し、建設会社の利益率は低下の一途をたどりました。そして、下請け・孫請けの建設会社では社員を遊ばせるわけにはいかないため、赤字覚悟で受注して、結果的に企業の財務体質をますます悪化させていったのです。
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